寒い日が続きますが、あなたのバイクはお元気ですか？冬ともなると、どんなにバイク好きでもさすがにバイクに乗る回数が減ってきますよね。中にはひと冬まるまるほったらかし、なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。で、いよいよ春になって「バイクシーズン到来！」と意気込んで始動しようとしたら「あれ、かからない？」なんて話、よく聞きますよね。これは大抵、バイクのバッテリーがあがってしまっているのです。というわけで、バイクとバッテリーのお話をさせていただきます。
新品で購入したばかりの頃なら特に気に留めることもないでしょうが、愛車を何年も乗り続けていると、各種の部品・パーツがどうしても劣化していきます。バイクの場合、特にパーツの劣化は直接安全にかかわることだけに、まさに最重要課題です。だからこそ法令でも定期点検・整備を義務付けているのです。しかし皆さん、走行中の直接の安全にかかわるエンジン・ブレーキ・タイヤなどはしっかり点検しても、意外にバイクのバッテリーについては無頓着な方が多いのではないでしょうか。
バイクのバッテリーというのは、バイクという乗り物にとって（４輪でも同様ですが）実は肝心かなめのパーツです。何しろバッテリーが無ければどんなに優秀なマシンもスタートすることすらできません。最初に述べたように、冬場など長期間放置していたバイクのバッテリーがあがってしまっているという経験は、かなりの方がおありでしょうが、二年近くバッテリーを交換しないでいるとこうした現象が頻繁になってきます。
バイクというのはとても頑丈で優秀なマシンですから、つい誰しも忘れがちですが、実のところ、バイクのバッテリーには寿命というものがあるのです。これは携帯電話や一般家電製品に搭載されているバッテリーと同じで、どうしても避けることの出来ない宿命というもの。だからもしそんな事態に陥ったら、代わりのバッテリーに交換してやればいいのですが、予備のバッテリーを常に備えておくということは、なかなか乾電池のように簡単にはいかないことかもしれません。
カー用品やバイク用品の専門店、あるいは安売り量販店がご近所にある方なら、いざというときでもすぐ買いに行けば調達できます。しかし近場にこうしたショップが無い人の場合ちょっと大変ですよね。携帯のバッテリーと違ってバイクのバッテリーともなるとコンビニやスーパーでは手に入りません。ガソリンスタンドなどに置いているところもありますが、愛車の性能を最大限に生かすためにも、マッチングの良いバイクのバッテリーをいつでも入手できるルートは確保しておきたいものですね。